長崎県有明町の軍人墓

2000/3/12

 長崎県の有明海に面する有明町の国道筋の共同墓地である。ここには愛媛で見慣れた戦没者の個人墓標はない。戦没者がいなかったのではもちろんない。この地では戦没者は、他の物故者と共に一族の墓に祭られているのである。

 忘暮楼は日本中同じように軍人墓が作られたものと思いこんでいただけに、これはショックだった。

 上の写真でわかるように、長崎の墓碑は金字がいれてあるのが普通のようである。



 墓標の右に「法名塔」と呼ばれる石板があるが、戦没者の名前は「法名塔」に記されており、ここでは金字で「戦死」と刻まれている。

 



 これは別の家の法名塔である。

 ここにも「故陸軍兵長」と刻まれている。

 有明町の墓地の場合、このように戦没者が祭られているかどうかは「法名塔」を一つ一つ見ていくより他に知るすべがない。