| 2002年 4月 18日 木曜日 |
60歳の誕生日 |
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今日は誕生日だった。60歳ということもあって夜の会議のあと友人たちが小宴をかまえてもらった。「めんそーれ」である。楽しいひとときであった。来年3月はいよいよ定年である。 『リトル ターン』(ブルック・ニューマン著 五木寛之訳 集英社)は噂どおり面白い本だ。心の中の何かが壊れて飛べなくなってしまっていた主人公「リトル ターン(コアジサシ)」は、ある日自分の影を発見して再び空を翔ける能力を取り戻す。何度か味わいなおしてみたい本である。 このお話のクライマックスあたりに「飛んでいる鳥のそばに影がない」という言葉がおかれている。空をとんでいる鳥には自分の姿は見えないのである。影がないので「自分がみえない」のである。 私の勤務校では定年後5年間講師として再雇用されるのが労働慣例となっているのだが、そしてこの慣例は今の御時世にあっては誠にありがたい制度なのだが、私は残念ながら定年後を引き続き教師として職場に籍を置く気力を失ってしまった。されば、沖縄の大学キャンパスあたりで自分の影とともに1年間を過ごしてみようと思うのである。
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