2002年 6月 18日 火曜日

トルシエ監督の成果


 サッカー・ワールドカップも日本チームの敗北で新聞論調も総括の時期に入ったようだ。サッカーにはほとんど興味のない忘暮楼だが、スポーツ論の対象としては興味深いことが多い。

 読売新聞(伊藤高昭記者)は、トルシエ監督の残した大きな成果として三つ挙げている。

1 選手同士の会話で「さん」付けを止めさせて、体育会系の縦社会が壊れた。
2 遠征中には休養日をいれ、選手に計画を立てさせた。
3 過保護だった日本選手に自立心を植えつけて、日本サッカーを子供から大人に変身させた。

 以前、新田高校の野球部の事例を取り上げたことがあった。(その1その2

○ トイレ掃除を三年生が担当すること、
○ レギュラーの決定の重要資料としてに選手たち自身のオールスター投票(各ポジションに最適の選手を各部員が推薦する投票)を取り上げたこと、
○ 休養日を導入したこと、

などはある意味では、試合の勝敗よりも貴重なものなのではないかと思う。それらは、トルシエ監督が日本チームに求めたものに相通ずるものがあると思う。これらの貴重な試みを積極的に評価したい。

 「縦社会の克服」「休養日の導入」「自立心の醸成」、いずれも日本の学校スポーツ正常化のための最重要課題である。