| 2002年 7月 14日 日曜日 | |
「いつ死ぬかわからんぞ」 |
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先日(7月11日)大阪教育大付属池田小学校の児童殺傷事件の第11回公判が開かれて宅間守被告(38)が事件の動機や現在の心境などを供述した。新聞に弁護人と被告のやり取りが報じられていた。 弁護人の「なぜ池田小学校を選んだのか」との質問に対して、被告は と述べた。 退いて思えば、戦争中の子供は、どんなに恵まれた家庭に育っていても、どんなに頭がよくても、鬼畜のような米英兵士にわずか5分で殺されてしまうことがあることを十分知っていなければならなかった。勉強だけではないぞ、と当然知っていなければならかった。 われわれの時代は、ほとんどの人が、自分や自分の子供の長命を不動の前提にして、初等・中等教育での成績を出発点とする「人生のカリキュラム」を子供たちにこなさせようとしている。 被告は、「人生のカリキュラム」なんて、戦争中でなくったって簡単に崩落することがあるんだぞ、それを信じないのならわしが崩落させてやろう、と言うのである。そうして平然と多数の子供たちの命を奪ったのだった。 遺族はとてもそんな気持ちにはなれないだろうが、われわれは、「こんな展望のない腐りきった者」からも、学ぶべきであろう。けだし、「いつ死ぬかわからんぞ、勉強だけちゃうぞ」は誰が言っても真実なのである。 38歳といえば我が家の一番上の息子と同じ年頃だ。私はつい被告の親の立場になってしまう。ましてや被告は私と同名である。死刑台まででも付き合ってやりたい、という気持ちになってしまうのだ。
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