さて、「つくる会」の弱点の第2として、自分たちの陣営すらまとまっていないことが指摘できます。
ある与党議員から聞きましたが、採択直後にあちこちから祝電が届いたのに対して、「それは違うだろ」という感じがした、といわれるのです。つまり、教科書が採択されたからおめでとう、とか、はずれたから残念というような筋合いのものではなかろうというのです。そういう比較的冷静な感想が語られています。
また、しんぶん赤旗の紙上で、自民党のA県議が匿名で扶桑社教科書の採択を批判したのに対し、自民党内ではさっそく「犯人さがし」が始まったのですが、そのなかで、ある幹部は「あれは誰ぞ。Bか? Cか?」と騒ぎ立て、結果としてA県議以外にB県議、C県議が採択に批判的だったということがわかってしまいました。(会場笑い)
弱点の第3として、今回の「つくる会」の運動は全国集中の結果であって、愛媛の自前の力ではないということです。
藤岡信勝氏らが愛媛に乗り込んで直接陣頭指揮をとり、東京都議や大阪府議などの「よそ者」が政治介入をするという異常な事態となりました。
松山市の繁華街で通行人に付きまとってしつこく署名を集めていた「つくる会」の人に、「あなたはどこの人ですか。松山の人? 愛媛県の人?」と尋ねたら、黙ってしまったということもありました。まさに、不当な介入を、それもよそからの口出しをしたことが明らかで、そのことは、この署名が「全国41万」のうち「愛媛17万」で、他県の方が多いことにも表れています。
採択後に、「つくる会」が県教委へのファックスを組織したり、集会やパレードで「勝利」を誇示したり(繁華街の行進では「ありがとうございました」の連呼が異様であった)、自らを励ます行動を続けているのは、弱さの表明ともいえます。
ともあれ、昨年は右翼知事で知られる石原慎太郎知事の東京と並んで、加戸知事の愛媛が 全国でたった2都県の採択で有名になり、今年は2年連続の採択で愛媛が悪名を馳せることになりました。
こんな県知事、こんな県政ではだめ、の声を集めて、今年末か来年早々に行なわれる県知事選挙で、加戸知事に変わる、公平でしっかりした知事を選らばなければと思います。
(拍手と歓声)